金融業界で働く人にとって、常にリスクも考えておかなくてはいけないことは大切なことです。
例えばクレジットカードで買い物をしても、支払額を回収できなくてはクレジット会社にとっては大きな損失になってしまいます。
その為に年収や月収などから利用可能金額を算出して「利用枠」というものを個人ごとに設定しています。
ですが、このような事故は毎年数件、発生している状況です。
それは勤めていた会社を辞めた、または倒産などで働く場がなくなり収入が途絶えてしまったのに支払い残高だけが残っている状態から始まります。
すぐに次の仕事が決まり、収入が途絶えることがなければ支払いも滞ることがないのですが、ここ数年、景気が良くなったとは言われるものの、安定した職業に就くことが大変難しい状況になっています。
また、貸金業法の改正により多くの人が自転車操業的に借りては返すといった利用が出来なくなり、回収も出来ないといった現状もありました。
このような法改正に伴い、金融業界も大きく揺れ動く時期が必ずあります。
金融業界が揺れると、社会の経済にも大きく影響を及ぼしてしまいます。
バブル期もそうですが、事前に見越して対策をとれるような先見の明が必要になってきます。
誰もが安心して流通し、金融商品が売買出来るような状況を安定して提供することが金融エンジニアの仕事の大切なポイントではないかと思います。
また消費税の増税などにより、販売店舗では混乱をしていますがこのような時にこそ、しっかりとしたプログラミング、システムを開発していかにスムーズに経済を動かすことが出来るかといったことも考えなくてはいけません。
リスクをしっかり考えた上で、新しい金融のシステム開発が出来る人を求めているのではないかと思います。