アドベンチャーゲームに限らず、シリーズ化にする時は気をつけるべき点がいくつかあります。
1作目が面白かったから、2作目も購入するというユーザーが多いからです。
当然期待は高くなっていますし、ハードルも高くなっています。
前作と大して変わらないようなゲームを発表すると、アドベンチャーゲームとしては良いものなのに期待が高過ぎて評価が良くない場合が多いのです。
特に最近ではユーザーでもある程度システムに詳しい人がいたりしますので、物知り顔でインターネットなどに低い評価を書き込まれると信憑性が生まれてしまい、マイナスになってしまいます。
ゲームに対する要求や不満といった改善点を、ユーザーからどれだけ集めているのかが大切なポイントです。
また情報を集めるだけでなく、いかに反映させることが出来るかも大切です。
人気キャラクターは引き続き登場させる方がユーザーは喜びますし、ちょっとしたサービス的なアイテムなどを用意することも良いようです。
簡単そうですが、「一言言いたい」ユーザーは大変多く、その意見を全て目を通すだけでも重労働なのです。
ですがこの大変な作業を疎かにしてはいけません。
次の作品のヒントはユーザーがもたらしてくれることが多いのです。
そのヒントをどれだけ新しいゲームに反映できるかはエンジニアの実力次第です。
どのような変化を付けるとユーザーが喜ぶのか。またゲームを楽しめるのか。
素直な気持ちで意見を受け止めて、求めている内容以上のものを作り上げることがプロのエンジニアに求められていますので、「凄い」と評価が受けられるような新しいシリーズを作っていけるように地道な作業もしていくことが重要な作業かもしれません。